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ゼロ/2024年問題解決へJBS開発の業務アプリ採用

2023年10月03日/IT・機器

日本ビジネスシステムズ(JBS)は10月3日、ゼロ専用の車両輸送業務専用アプリ「moℓa(モーラ)」の開発事例を公開した。

「moℓa」は、ゼロが紙運用を行っていた業務の1つである「車両お預かり書」の記入をデジタル化し、顧客の利便性向上、ペーパーレス化による環境対応、トラックドライバー負荷軽減を目的として開発されたアプリケーション。

従来、「車両お預かり書」では、紙運用のため記載漏れや記入ミスなどのさまざまなインシデントが発生していたが、「moℓa」によって運用をデジタル化したことで、実際の車両の状態を写真や画像で残すことができるようになり、納車時の車両状態の説明を簡便に進められるようになった。また、アプリを通してクラウド上でデータを管理するため、いつでもどこからでも参照することができ、これまでのように事業所間で連絡を取り合って確認する必要がなくなり、リアルタイムでの情報確認が可能になった。

ゼロでは、「2024年問題」による時間外労働の上限規制や人材不足などにより、年間輸送受託台数の約6% が運べなくなると想定していたが、「moℓa」の導入により、輸送時にトラックドライバーが担う書類業務の作業時間を40%短縮することができた。また、顧客からの問い合わせ対応でも「車両お預かり書」の紙書類削減や管理負担が軽減されたことで、業務効率向上に繋がり、年間約6000万円のコスト削減を見込んでいる。

今後、JBSでは、ゼロのDX 促進へ向けて「車両お預かり書」のほかにも「荷姿表」「日常点検表」「洗車チケット」「輸送指示書」「運転日報」など、車両輸送関連業務のデジタル化を引き続き支援していくとしている。

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