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AZ-COM丸和HD/回答得られずC&FロジHDへ2度目の質問状送付

2024年05月27日/SCM・経営

AZ-COM丸和ホールディングスは5月24日、TOB(株式公開買い付け)についての検討状況等に関する2度目の質問状を、C&Fロジホールディングスに同日付で送付したと発表した。

今回の質問状では、TOBに対する検討プロセス(プロセスの全体像、対抗提案に係る価格交渉の有無、検討結果の公表時期等)や、対抗提案等に関する情報の真偽等の事実関係についての具体的な情報の開示を求めるとともに、現時点での開示が難しい場合にはその理由や開示の予定時期と方法について、速やかに公表をすることを求めている。

AZ-COM丸和HDはC&FロジHDに対して、5月17日にTOBについての同社特別委員会による検討状況を問う質問状を電子メールで送付しているが、C&FロジHDは5月20日に提出した回答書で、「5月7日の取締役会でTOBに対する意見の表明を留保することを決議している」ことを理由に、検討状況や対抗提案の内容等を公表しなかった。

また、5月17日にAZ-COM丸和HDが1度目の質問状を送付後の同日18時には、一部報道でSGホールディングスがC&FロジHDの買収に乗り出すことが報じられているが、この報道を受けて同日中にC&FロジHDとSGHDがそれぞれ開示した内容では、C&FロジHDが「対抗提案者のなかにSGホールディングスが含まれていることは事実」としたのに対して、SGHDは「現時点で決定した事実はない」とし、双方の見解が異なるともとれる内容だった。

これらを受けて、AZ-COM丸和HDは、1度目の質問状に対する返答が、C&FロジHDの株主その他の投資家にとって投資判断に資する内容の回答になっていないこと、また、5月17日の報道内容に対する開示内容が株主その他の投資家の投資判断に大きな混乱を生じさせていること等を理由に挙げ、株主共同の利益とその他の投資家の利益の保護の観点から、C&FロジHDに対して検討プロセスと対抗提案等に関する情報の真偽等の事実関係について具体的な開示をすること等を求める2度目の質問状を送付した。

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