資源エネルギー庁が5月31日に発表した4月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1251万kl(前年同月比8.6%減)となった。
輸入先国は量が多い順に、アラブ首長国連邦(568万kl、1.5%減)、サウジアラビア(494万kl、2.2%増)、クウェート(75万kl、38.6%減)、カタール(44万kl、48.2%減)、アメリカ(20万kl、29.6%減)となっている。
中東依存度は95.6%で、前年同月比0.4ポイント増と4か月ぶりに前年を上回った。
燃料油の生産は1125万kl(1.9%減)と12か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ナフサ、灯油、A重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、軽油、B・C重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は862万klで、前年同月比1.2%減と4か月ぶりに前年を下回った。油種別にみると、A重油とB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油は前年同月を下回った。
石油統計速報/6月の原油輸入量8.7%減、中東依存度96.4%