ケイヒンが2月6日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高383億6700万円(前年同期比7.0%増)、営業利益23億9000万円(10.39%増)、経常利益25億9700万円(11.0%増)、親会社に帰属する四半期純利益17億9100万円(14.4%増)となった。
国内物流事業の売上高は217億900万円(5.9%増)、営業利益は23億3700万円(1.6%増)となった。
国内物流事業の倉庫業は、昨年1月の東扇島流通センターの開設を始め、同5月の堺浜流通センターの増床及び同9月の本牧埠頭流通センターの開設による物流施設の拡充に伴い取扱いが増加したことにより、売上高は65億5300万円(12.5%増)、流通加工業も取扱いが増加し、売上高は53億3600万円(0.7%増)、陸上運送業は配送取扱いが減少したものの、一部料金を見直したことにより、売上高は89億6600万円(2.7%増)となった。
国際物流事業の売上高は173億7200万円(8.7%増)、営業利益は12億9300万円(22.2%増)となった。
国際物流事業の国際運送取扱業は、複合一貫輸送、プロジェクト貨物の取扱いが減少したが、輸出車両の海上輸送が増加したことに加え、一部航路における海上運賃上昇が売上を押し上げる要因となり、売上高は149億3400万円(9.3%増)、航空運送取扱業は輸入の取扱いが減少したものの、運賃単価の高い北米向け危険物の取扱いが増加したことにより、売上高は10億5500万円(31.5%増)、港湾作業は船内荷役、沿岸荷役とも取扱いが減少し、売上高は13億8300万円(8.7%減)となった。
通期は、売上高500億円(16.4%減)、営業利益31億円(18.9%減)、経常利益32億5000万円(17.9%減)、親会社に帰属する当期純利益22億円(18.7%減)を見込んでいる。
三井倉庫HD 決算/4~12月の売上高7.4%増、営業利益11.7%減