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伊藤忠ロジ、沼尻産業/茨城県つくば市で2件目のメディカル物流センター竣工

2025年08月06日/物流施設

伊藤忠ロジスティクスと沼尻産業は8月6日、茨城県つくば市で共同開発を進めていた「つくばメディカル物流センター第2期(TMLC2)」の竣工式・落成式を行った。

2022年4月に竣工した共同開発物件の第1期「TMLC」に続く、つくばで2拠点目となるメディカル専用物流倉庫。

立地は、常磐自動車道、圏央道のICから至近で、成田空港を含めた関東各拠点へのアクセスに優れる。輸出入の利便性にも優れ、保税エリアを活用した一気通貫サービスを進め、メディカル物流のさらなる拡充を目指す。

<外観>
20250806itochu1 - 伊藤忠ロジ、沼尻産業/茨城県つくば市で2件目のメディカル物流センター竣工

「TMLC2」は、鉄骨2階建て、事務所を含め延床面積1万4252m2。「TMLC」と合わせると2万1380m2になる。

医療機器や体外診断用医薬品の品質管理を定めたQMS省令に準拠した品質管理設備と、管理体制を完備している。

また顧客の製品特性に合わせられるよう、室温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応。高床式バースにはドックシェルターを完備し、医薬品・医療機器の入出庫対応ができる設備とした。

<内観>20250806itochu2 - 伊藤忠ロジ、沼尻産業/茨城県つくば市で2件目のメディカル物流センター竣工

センター内には、3.5tの貨物用エレベーターと、T11型パレットを同時に2枚上下搬送できる垂直搬送機を2基設置するとともに、保管効率を高めるため、梁下7mの天井高を確保した。

環境対策としては、全館LED照明や人感センサー、屋根上への自家消費型太陽光発電設備も導入。

万が一、災害に伴う停電が発生した場合でもオペレーションできるよう、軽油を燃料とした大型非常用自家発電機(72時間稼働)を設置し、安定して継続的に製品供給できる体制を整えた。

■施設概要
名称:つくばメディカル物流センター第2期/TMLC2
所在地:茨城県つくば市高野台2-1
敷地面積:3万6014.77m2(1万894.47坪)
倉庫部分:1万3587.88m2(4110.33坪)
事務所部分:664.52m2(201.02坪)
建物構造:鉄骨造2階建て
着工:2024年6月
竣工:2025年7月

三井不動産/都心から1時間以内の三郷IC近接地に4.68万m2の物流施設を着工

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