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Azit/生成AI活用した需給予測プラットフォームを提供開始

2025年09月03日/IT・機器

Azitは9月3日、生成AIを活用した需給予測プラットフォーム「ForecastX(フォーキャストエックス)」を提供開始した。

<「ForecastX」サービス概要>
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ForecastXは需要予測を起点に、物流・サプライチェーンの統合最適化を実現するAIソリューション。売上・在庫データに加え、天候・SNS・販促情報・スポット需要など多数の外部データを取り込み、高精度な需要予測モデルを開発する。

従来の需要予測システムの多くは、導入費用が数千万円規模、開発期間も半年以上かかるケースが多く、導入への高いハードルとなっていた。同プラットフォームはAIを用いたデータサイエンスチームの構築により需要予測モデルの開発コストを削減、最短1か月での導入が可能だという。

導入効果についても、全国規模で展開する大手メーカーや国内有数の特化型EC事業者との実証テストで、主要商品群の予測誤差(CVRMSE)を5%以下に抑えるなど、高水準の結果が報告されている。

さらに需要予測モデル開発後、現場での活用を推進するため「生成AIによる需要予測モデルの予測要因の解説」や「生成AIとの対話によるモデルの改善」をプロダクト上で実現することも可能だ。

<AIアナリスト機能>
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<AIチューニングアシスタント機能>
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<デモ動画>

今後Azitでは、ForecastXの需要予測データを既存の受発注システムや在庫管理システム等と連携させることで、供給の最適化まで一気通貫で実行できるサプライチェーンマネジメント(SCM)総合プラットフォームへの発展を目指す。

同社はAI配車プラットフォーム「DeliveryX」を提供しており、「物流課題と向き合うなかで、サプライチェーンのより上段である需要予測と供給の連動した最適化の領域に、より大きく深い課題が眠っていることに気付かされた」(吉兼周優 代表取締役CEO)ことが、ForecastX開発の契機となった。

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