日本GLPは11月14日、シンバホールディングス傘下で沖縄県最大規模の物流会社あんしんと、太陽光PPAサービス契約を締結。あんしんの専用施設「GLP 沖縄浦添」の屋根に自家消費型太陽光発電設備を設置し、9月1日から電力供給を開始したと発表した。
PPAとは、Power Purchase Agreement(電気購入契約)の略称。日本GLPが、入居カスタマーの協力を得て稼働中の物件に自家消費型太陽光発電設備を導入するのは、今回で2件目となる。
「GLP 沖縄浦添」は2023年に竣工した地上4階建ての物流施設。今回の太陽光PPAサービスの導入は、アライアンスパートナーアイ・グリッド・ソリューションズ(本社:東京都)との協働によるもの。日本GLPが投資を行い同施設の屋根に464.095kWの太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを館内に直接供給する。
これにより、あんしんの年間想定需要電力量の約24.2%が太陽光発電で賄われ、年間約343tのCO2削減効果が得られる見込み。
PPAモデルはテナント企業側にとって初期投資やメンテナンスの負担なく、安定した再生可能エネルギーを利用できることがメリット。導入企業のコスト削減やESG活動の強化にもつながるという。
日本GLPは環境負荷の低減と資産価値の向上を目指し、太陽光発電設備の導入を推進しており、2025年11月現在で71施設の屋根に太陽光発電設備を設置している。今後も管理・運営するBTS物件を中心に、同様の取り組みを推進していく方針だ。
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