グローバルろロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(GLP)は10月30日、2016年度上期決算の純利益は42%増加し引き続き国内需要が堅調とする決算リリースを発表した。
それによると、2016年上期の収入は3億7900万米ドル(前年同期比5%増)、EBIT(金利・税金控除前利益)が6億8300万米ドル(44%増)、純利益(PATMI:税引後最終利益)が3億8200万米ドル(42%増)だった。
純利益の増は資産価値の上昇と開発利益によるもの。
リーシングでは、グループの新規・増床の賃貸借契約は180万m2で、前年同期比で51%増加した。
開発事業では、3億4900万米ドル(約418億9745万円)の開発案件が竣工し、24%の開発マージンを計上した。
ファンド・マネジメントでは、2016年度上期のファンド・マネジメント報酬は、前年同期比51%増の7400万米ドル(約88億8370万円)だった。
GLPは、2015年9月末までの6か月間(2016年度上期)の決算で、純利益(PATMI:税引後最終利益)が前年同期比42%増加したことを報告。すべてのマーケットで見られた底堅いリーシング実績と継続的に拡大しているGLPのファンド・マネジメント・プラットフォームが好調な業績を下支えした。
GLPのミン・メイ最高経営責任者は、「マクロ経済環境が弱まる中で、好調なリーシング実績を残せたのはGLPの高いオペレーション遂行力と堅調な国内需要の表れ。成長するファンド・マネジメント・ビジネスは安定的な収入を生む一方、機関投資家からの投資資金を呼び込み、ファンドの拡大につながっている」。
また「中国に関する最近の経済ニュースは見方が分かれているが、GLPは安定したリーシング実績を残している。2016年度第2四半期の中国における新規(増床も含む)の賃貸借契約は、前年同期比29%増加した。長期的且つ構造的な国内消費トレンドと老朽化した物流施設の建替え需要が見込まれることから、GLPは中国でのビジネスの成長を確信している。GLPの施設に対する需要は、GDP成長率の鈍化にも関わらず拡大を続けている国内消費に主に支えられている」と述べている。
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