タカセが11月11日に発表した2016年3月期の第2四半期決算によると、売上高45億7300万円(前年同期比1.7%減)、営業損失2000万円(前期は1600万円の営業利益)、経常損失1000万円(前期は2800万円の経常利益)、当期利益5300万円(前期は1300万円の当期利益)となった。
総合物流事業は、8・9月の業務取扱量が想定以上に低迷したことのほか、不採算取引を見直したことによる影響もあり、売上高は44億5800万円(2.4%減)となった。営業総利益は、不採算取引の見直しや業務の効率化等コスト削減に取組んだものの、業務取扱量の減少が操業度の低下を招き、4億2800万円(4.9%減)に留まった。
運送事業は、総合物流事業に対する運送分野を担っており、売上高は一部顧客との収受料金の改定をおこなったものの取扱物量の減少により、5億3200万円(4.0%減)となった。
営業総利益は、車両買替による減価償却費負担増やドライバー不足による労務コスト増が見られるものの、配送ルートの見直しなどの業務効率化を図りコスト削減に取組んだことにより、800万円(85.6%増)となった。
通期は、売上高92億円(3.0%減)、営業利益3300万円(38.5%減)、経常利益5500万円(16.7%減)、当期利益9000万円(305.8%増)の見通し。
タカセ 決算/4~6月の売上高は0.1%増、営業利益は59.7%減