横浜市港湾局は9月27日、2018年上半期の横浜港統計速報を発表した。
外内貿取扱貨物量は 5742万トン(前年同期比1.6%増)で、2年連続増加と堅調に推移している。
外内貿コンテナ取扱個数は148万個 (2.4%増)で、2年連続増加となった。トランシップコンテナ取扱個数も6万3000個(43.4%増)で、2年連続増加している。
トランシップとは港湾統計では、A国の船積港から積み出された貨物が、B国(日本国内の中継港湾、ここでは横浜港)で他船に積み替えられ、C国の船卸港まで運送される場合をトランシップという。
2016年1月に横浜川崎国際港湾が設立されて以来、同社の積極的な営業活動が奏功し、横浜港のコンテナ取扱個数は着実に増加している。
上半期のコンテナ取扱個数(TEU)は、外貿コンテナが好調で計133万個(3.1%増)と、2年連続増加した。輸出は71万個(3.1%増)、 輸入は 62万個(3.1%増)だった。
外貿コンテナのうちトランシップコンテナ取扱個数は、月別で見ると2016年6月から24か月連続で増加した。
上半期の外貿コンテナ増加品種(トン)は、輸出が特に好調で、上位 10品種では電気機械が増加率40%超となった他、自動車部品、産業機械、製造食品、非鉄金属も10%超の伸びを示した。
輸出は836万トン(6.2%増)、増加に寄与した主な品種は自動車部品、電気機械などだった。
輸入は 1119万トン(1.6%増)、増加に寄与した主な品種は産業機械、電気機械などだった。
NXHD/7月の国際航空貨物取扱実績、グローバル合計42.9%増