大和物流は10月18日、京都市南区上鳥羽で運営する「京都物流センター」を高層化し、延床面積を約4倍に拡張した物流施設として建替えることが決定したと発表した。
<完成予想図>

<広域図>

<詳細図>

大和物流では、さらなる物流事業の強化・拡大を図るため、 物流不動産の賃貸や流動化など自社保有だけでなく多様な物流拠点戦略を展開している。今回、大和物流は土地の所有者である阪急電鉄(業務代行者:不動産管理・運営会社 阪急阪神不動産)と協議のうえ、従前の平屋建てから4層へと高層化し、約4倍の規模の物流施設「京都物流センター」として新たに建て替える計画が決定したもの。阪急電鉄が施主として開発し、大和物流が一括借上のうえ、事業所として運営する。
京都物流センターは、名神高速道路「京都南IC」から約1.4kmに位置しており、京都府内はもちろん、関西圏広域への配送に優れている。また、近畿日本鉄道京都線「上鳥羽口駅」から約400mと、職住近接の就労環境も整っている。
また、1万4482.73m2(約4381.03坪)の延床面積を誇る物流施設のため、分散された企業の物流拠点集約にも対応できる。
施設設備面では、10mの庇を活用した広い荷捌きスペースに荷重2.8tの天井クレーンを設置。そのため、建材などの重量物の取り扱いや建て替え拠点としての運用にも対応できる。
倉庫4層で、荷物用エレベーターならびに垂直搬送機を各2基ずつ設置するため、貨物の上下搬送作業を効率化できる。
さらに、全館LED照明を採用し、環境配慮型の物流センターとする予定だ。
■施設概要
名称:大和物流「京都物流センター」
所在地:京都府京都市南区上鳥羽藁田9番地
敷地面積:6994.80m2
延床面積:1万4482.73m2
規模・構造:鉄骨造5階建(倉庫4層)
アクセス:名神高速道路「京都南IC」から約1.4㎞
最寄駅:近鉄京都線「上鳥羽口駅」から約400m
着工日:2019年10月21日
竣工:2020年7月末予定
稼働:2020年8月予定
施主:阪急電鉄
設計・施行:大和ハウス工業
運営:大和物流