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NEDO/バイオジェット燃料のサプライチェーン構築に着手

2019年10月31日/SCM・経営

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月31日、バイオジェット燃料の市場形成に向けたサプライチェーンの構築とカーボンリサイクルなど脱炭素社会の形成を促進するため、事業性評価(FS)4テーマに着手したと発表した。

<採択テーマおよび委託予定先>

20191031nedo0 - NEDO/バイオジェット燃料のサプライチェーン構築に着手

<バイオジェット燃料のサプライチェーンイメージ>

20191031nedo1 - NEDO/バイオジェット燃料のサプライチェーン構築に着手

<微細藻類カーボンリサイクル技術イメージ>

20191031nedo2 - NEDO/バイオジェット燃料のサプライチェーン構築に着手

事業では、純バイオジェット燃料の一貫製造技術の確立とともに、原料の調達や製品の供給を含めたサプライチェーンの構築も視野に入れ、それらの事業化スキームや経済性を検証することでこの分野における市場形成の実現を促進する。

NEDOは、2017年度から「バイオジェット燃料生産技術開発事業/一貫製造プロセスに関するパイロットスケール試験」を実施しており、2030年頃の商用化を念頭に置いたバイオジェット燃料の一貫製造技術の確立を目指している。

今回、その商用化に向け、バイオジェット燃料の市場形成に向けたサプライチェーンの構築およびカーボンリサイクルなど脱炭素社会の形成を促進するため、事業性評価(FS)について公募を実施し、純バイオジェット燃料製造技術別に、ガス化・FT合成技術、微細藻類、Alcohol to JET(ATJ)技術、HEFA技術の計4テーマを採択した。

この事業では、純バイオジェット燃料の一貫製造技術の確立とともに、原料の調達や製品の供給を含めたサプライチェーンの構築も視野に入れ、それらの事業スキームや経済性を検証することでこの分野での市場形成の実現を促進するる。

また、各事業者が事業化する際の純バイオジェット燃料の原料種や量、製造プロセス、製造場所、使用場所などの事業内容を想定し、化石エネルギー収支および温室効果ガス削減効果の評価を含む事業性評価に取り組む。

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