タナックスは2月5日、段ボールの改善によって荷主企業の「ホワイト物流」推進をサポートするリーフレット「ホワイト物流を目指す荷主企業のための段ボールの改善ヒント集」を発行したと発表した。
<タナックスが発行したリーフレット>
<Just fit BOX (ジャストフィットボックス)>
このリーフレットでは、タナックスが提供する梱包物の3辺サイズに合わせた段ボールの自動製造システム「Just fit BOX (ジャストフィットボックス)」を活用した物流業務効率化に向けた取り組みを、2つの側面から紹介している。
1つは「梱包作業の改善」。梱包作業を効率化することでドライバーの荷待ち時間を削減できるほか、梱包の最適化によってトラック積載効率の向上が見込める。
もう1つは「資材調達の改善」。資材をJust fit BOX専用の段ボール「PATADAN」に集約することで、ドライバーの積み下ろし作業削減や、資材の配送頻度削減によるトラックの輸送回数減少が実現できるとしている。
ホワイト物流推進運動は、深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的とした運動。2019年4月から、国土交通省・経済産業省・農林水産省が、上場会社や各都道府県の主要企業6300社に対し参加を呼び掛けており、タナックスも運動の趣旨に賛同し、12月に自主行動宣言を提出している。
なお、タナックスは2月19〜21日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2020」に出展。ブースでリーフレットの配布を予定している。
連載 物流の読解術 第17回:直線型配送における共同配送-物流共同化を考える(5)-