セイノーホールディングスは3月14日、山口県長門市で旅客列車による貨客混載輸送とドローン配送を組み合わせたリレー配送の実証実験を実施したと発表した。
<ドローンスタンドに着陸する物流専用ドローン「AirTruck」>
実証実験は、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub」の社会実装の検討に向けたもので、NEXT DELIVERYとKDDIスマートドローンが連携して実施した。
実証実験では、長門市街地から買い物難民問題を抱える俵山地区へ生鮮食料(鮮魚)を輸送。「貨客混載」をテーマとし、仙崎駅から長門湯本駅までを鉄道輸送で、JR長門湯本駅前から俵山温泉までの輸送をドローンで実施した。
ドローンの機体はエアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck」を、機体の制御にはKDDIスマートドローンが開発したモバイル通信を用いて機体の遠隔制御・自律飛行を可能とする「スマートドローンツールズ」の運航管理システムを活用。
ドローンによる配送パートでは、JR長門湯本駅前から俵山温泉までの片道10kmを20分で飛行し、俵山温泉のゲストハウスに生鮮食料品(鮮魚)を届けた。
NEXT DELIVERY/石川県能美市でドローン×自動車の配送実証