SBSホールディングス（HD）は7月11日、東京大学 先端科学技術研究センター 先端物流科学特論講座で6月26日に講演を行ったと発表した。
東京大学の先端物流科学寄付研究部門は、先端技術による物流業界の課題解決や人材育成などを目的とし、賛同した複数の物流企業が出資する形で設立された。
SBSグループは2020年から参画しており、今回はこの取り組みの一環として登壇。オンラインで開催された同講演には、同社LT企画部の曲渕章浩（まがりぶち あきひろ）部長が登壇し、約100名の大学院生が参加した。
＜オンライン講演の様子＞
曲渕部長は、物流業界が抱えている課題の１つである労働力不足の解決を目指してSBSグループが注力しているLT（Logistics Technology）の活用事例や、取り組んでいる中で見えてきた課題、今後の展望について話した。
また後半では、グループの成長戦略の一つとして取り組んでいるEC物流プロジェクトにおけるLTの役割などについても説明。曲渕部長は、「物流は我々の生活に不可欠な社会インフラの一つであるが、継続維持だけでも、難しく悩ましい問題や課題が山積している。その解決には将来の日本を担う皆さんのような高度な専門知識を有する人材の力が必要。講義を通じて物流に興味をもち、物流に関わる職業を選択してもらえると嬉しい」と締めくくった。
SBSグループは今後も物流業界の更なる発展を目指し、学生たちがロジスティクス領域への関心を持つきっかけに繋がる活動を積極的に行っていくとしている。
