商船三井は10月5日、中国のエネルギー海運大手であるCOSCO Shipping Energy Transportation(CSET)およびChina Merchants Energy Shippingと共同で、9月22日に「第5回上海国際LNG海運フォーラム」を主催したと発表した。
同フォーラムは、LNG業界をリードする多くの企業・団体が参加し、知見・意見を交換する場として、年1回開催されている。
5回目となった今回のフォーラムは、「新たな環境におけるエネルギーサプライチェーンの協力とウィンウィン関係の構築」を主題とし、世界のGHG削減に重要な役割を担うLNG産業の最新のビジネス環境についての理解を促進するものとなった。
主に中国国内から200名近くが参加し、業界をリードする企業・団体の代表者によるスピーチやプレゼンテーションが行われた。
登壇者からは、LNGマーケット関連や最新テクノロジーの動向など様々なトピックについて発表があり、同社も「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」に基づく脱炭素への取り組みに関するプレゼンテーションを実施した。
同社は、今回のフォーラムの共催者であるCSETとのパートナーシップのもと、ExxonMobilプロジェクト、中国石油化工(SINOPEC)プロジェクト、ヤマルプロジェクト向けに、計17隻のLNG船を共同保有・運航するなど、多くのLNGプロジェクトで協業してきた。今後もCSETとの協業を拡大する予定だ。
同社は、今後もグループ一丸となって持続可能なGHGネットゼロ・エミッション実現に取り組むともに、中国企業とのパートナーシップや既存LNGビジネスで蓄積されたノウハウを今後さらに深化・進展させ、世界最大のLNG輸入国の一つである中国への安定的なLNG供給に貢献していくとしている。