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ESR/木曽岬町と災害協定、物流施設を緊急避難場所として提供

2024年02月02日/物流施設

ESRは2月2日、三重県桑名郡木曽岬町と「災害時等における指定緊急避難場所としての使⽤に関する協定」を締結したと発表した。

<ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター>
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<ラウンジ>
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同協定の締結により、ESRは木曽岬町内に⼤規模な地震・台⾵等による洪⽔・⾼潮等の災害が発⽣または発⽣する恐れがある場合、その他著しく⽣命を脅かす事態が⽣じた際に、地域住⺠等の安全を⼀時的に確保することを⽬的に、「ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター(DC)」のラウンジなど、建物と敷地の⼀部を緊急避難場所として提供する。

<ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター>
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「弥富木曽岬DC」は2022年4⽉に竣⼯した中京圏最⼤級(延床⾯積15万5332m2)の耐震構造・4階建てマルチテナント型物流施設。BCP(事業継続計画性)対策としては、⾮常⽤⾃家発電設備を備え、停電時でも防災センター、荷物⽤エレベーター、トイレ等が約24時間使⽤可能な保安⽤電源を確保している。

施設運営・管理のスペシャリストであるESR プロパティマネジメントチームのもと、万全なセキュリティ対策と、さまざまな災害対策を構築し、⼊居企業の従業員に加え、周辺地域にも安全・安⼼な施設として寄与している。

<左からESRの松波 秀明 取締役・マネージングディレクター、加藤 隆 木曽岬町⻑>
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協定締結にあたり、加藤 隆 木曽岬町⻑は、「本町は海抜0m地帯で堤防に囲まれた⼩さな町だが、この⼲拓地は標⾼4.5mと地盤が⾼く、弥富⽊曽岬DCも地上⾼が30mの堅牢な建物であり、このような先進的な物流施設を指定緊急避難場所として協定を締結できるのは、⾮常に⼼強い」とコメント。

ESRの松波 秀明 取締役・マネージングディレクターは、「弥富⽊曽岬DCは⼤きな地震にも耐えることができる耐震基準を満たしている。⽊曽川河⼝のデルタ地帯に広がる⽊曽岬町は平坦で周辺に⾼い建物がないため、最上階にあるラウンジは垂直避難にも有効。ラウンジにはショップや⾃販機も備えており、有事の際でも⾷べ物や飲み物も⼀時的に確保でき、⾮常⽤発電機により電⼒も確保できるので、地域住⺠の⽅に安⼼して⼀時避難してもらえる」とコメントしている。

今後、ESRは有事の際に迅速かつ適切に対応できるよう、⽊曽岬町との情報伝達体制の整備や防災訓練の実施等を通じ、連携を深めていく方針。

■「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター」施設概要
所在地:三重県桑名郡木曽岬町新輪1-3-4
⽤途地域:市街化調整区域(⽊曽岬⼲拓北部地区地区計画)
アクセス:【⾞】伊勢湾岸⾃動⾞道「湾岸弥富IC」9.6km、「弥富⽊曽岬IC」11.8km、国道23号「⽊曽岬IC」2.8km
【電⾞】近畿⽇本鉄道名古屋線「近鉄弥富駅」9.3km
名古屋市中⼼部まで25km、名古屋港鍋⽥ふ頭コンテナターミナルまで13km、中部国際空港セントレアまで46km
敷地⾯積:7万9096m2(2万3926坪)
延床⾯積:15万5332m2(4万6988坪)
構造:地上4階建て 耐震・耐⽕建築物 RC+S造
竣⼯:2022年4⽉28⽇

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