アサヒロジスティクスは5月7日、2024年4月から大学新卒初任給を25万円へ引き上げることを主とする従業員の給与待遇改善を実施したと発表した。
主な概要は、大卒・総合職において新卒初任給を22万1000円から25万円に引上げる(113.1%)。また、既存従業員の基本給ベースアップと業績考課に基づく定期昇給により、全体平均104.2%の賃上げを行う。このほか転勤者の帰省費用改定や赴任手当の新設、単身赴任手当の改定(120%)を実施する。
同社はこれまで、人材育成制度の構築や自社で保有するドライバー専用の研修施設の整備、段階的な待遇改善などにより、幅広い人材の獲得に取り組んできた。特にドライバー職についての給与待遇の改善は2022年より3年連続で行っており、累計で14%の改善となっている。
現在、物流業界の人材不足は社会的問題となっている。同社は「働く環境の改善を継続して行うことは物流業界のイメージアップにもつながる」と考えており、今後物流業界をより魅力ある業界にし、安定的な人材確保を行うため、引き続き環境整備を推進していくとしている。
アサヒロジスティクス/設立70周年、特別カラーのトラック導入