スクロール360は12月3日、食品EC物流に対応した冷凍冷蔵倉庫の拠点として、コールドセンターを大阪府大阪市に開設したと発表した。
北海道の「千歳センター」、静岡県の「東海コールドセンター」、関東エリアの「東京・千葉コールドセンター」に続き、関西エリアにも拠点を拡大した形だ。
「大阪コールドセンター」の特長は、冷蔵冷凍での保管・ピッキング・梱包・出荷ができることに加え、ギフト対応など商品の付加価値向上につながる工程、出荷期限管理など食品の取り扱いで重要な工程など、煩雑となりやすい庫内オペレーションをこなせる点だ。
温度帯変更や個配対応といった、EC通販ならではの要望にも対応可能だという。さまざまな食品商材の対応実績や、BtoB・BtoC問わない多様な配送ルートなど、ほかにも多くの強みを持つ。
関西エリアへ拠点を拡大する背景には、コロナ禍による冷凍食品の需要の高まり、食品EC市場の拡大・成長がある。かねてよりEC・通販事業者から冷凍冷蔵食品に関する問い合わせが多く寄せられていたという。
今回、関西への拠点拡大により、食品EC物流の支援体制をさらに強化。これにより、同社が掲げる「CRM物流」はそのままに、全国の食品EC事業者様の多様な販売形態に対応する形でのサポートが可能となるという。
スクロール360は、今後も食品EC物流に特化した冷凍冷蔵倉庫の拠点を拡大する方針で、マテハン導入やアライアンス企業との連携強化を進め、食品EC事業者向けサービスを拡充していきたいとしている。
■施設概要
名称:大阪コールドセンター
所在地:大阪府大阪市
面積:約2082m2(約630坪)
温度帯:冷蔵、冷凍
スクロール360/食品EC拡大へ 東京と千葉にコールドセンター開設