日本郵船は12月11日、海外拠点で勤務する海外人材向けの研修「Global NYK Group Week 2024」を開催したと発表した。
<曽我貴也 社長(右から3番目)、菅野みえ執行役員(右から4番目)と共にグループ討議する参加者>
研修は12月2日から7日までの6日間行われ、選抜された海外人材16名が参加した。
研修では国や会社、部門の垣根を越えた人的ネットワークの構築や、日本郵船グループのMVV(ミッション=企業理念、ビジョン、バリュー)の再認識、同社社長や経営陣との直接対話などを通じて、事業運営への参画意識やエンゲージメントを高めることを目的としている。
参加者はD&I Promiseを自分事化するワークショップやリーダーシップ研修、NYKデジタルアカデミーによるイノベーションの手法を学ぶグループワーク、曽我貴也 社長ら役員とのグループディスカッションに参加し、活発に意見を交わした。
最終2日間は同社グループのルーツに迫る四国ツアーとして、前身となる郵便汽船三菱会社の創業者である岩崎彌太郎の生家(高知県安芸市)のほか、今治造船所(愛媛県今治市)や金刀比羅宮などを巡り、モノ運びを通じて人々により豊かな生活をもたらすという同社グループの企業理念 “Bringing value to life.”への理解を深めたという。
同社グループでは3万5000人を超える従業員のうち、およそ8割を海外人材が占めている。世界中3万5000人の一人一人が、個性と能力を発揮して生き生きと働ける企業集団を目指して、それを実現する研修やキャリアパスを用意し、持続的な企業価値向上に取り組むとしている。
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