三菱倉庫は3月4日、神戸支店新港第二営業所2号倉庫において、再生医療等製品の製造業許可（包装・表示・保管区分）を取得したと発表した。これにより、海外からの輸入品などの市場出荷判定前の再生医療等製品を対象とした製造工程における物流業務を担うことが可能となる。
＜神戸支店新港第二営業所2号倉庫＞
再生医療等製品とは、人または動物の細胞や組織に培養等の加工を施したもので、身体の構造・機能の再建・修復・形成や疾病の治療・予防、遺伝子治療を目的として使用される。
同施設では、保冷・常温・冷凍の各温度帯に対応した保管庫に加え、液体窒素凍結保存タンク、超低温フリーザーなどの設備を有し、400以上の試験の治験薬デポとして、高度な品質管理が要求される治験薬の取扱いを行ってきた。これまで培ってきたノウハウや実績を活かし、同じく厳格な品質管理が必要とされる再生医療等製品に対して、顧客ニーズに合った最適な物流サービスを提供する。
医療技術の進歩や需要の高まりにより、今後大きな成長が見込まれる再生医療市場において、同社は引き続き再生医療等製品の流通に貢献していく考えだ。
■拠点概要
名称：新港第二営業所２号倉庫
住所：兵庫県神戸市中央区新港町6－2
構造：鉄筋コンクリート造5階建
設備：－20℃±5℃庫、+2～8℃庫、+15～25℃庫、超低温区画（液体窒素凍結保存タンク、超低温フリーザー）
その他：免震構造、非常用発電機、24時間有人警備
