テスホールディングス(HD)の子会社テス・エンジニアリングは8月から、滋賀県蒲生郡にあるマルチテナント型物流施設「CREDO滋賀竜王」向けに、オンサイトPPAモデルを活用した自家消費型太陽光発電システムによる再生可能エネルギー電気の供給を開始した。
「CREDO滋賀竜王」は滋賀竜王特定目的会社が所有し、クレド・アセットマネジメントが運用する施設。
テス・エンジニアリングが屋根上に自家消費型太陽光発電システムを設置して維持管理し、電気供給を行う。
発電容量は約3.0MW、年間想定発電量は約351万kWh(うち自家消費量は約115万kWh、余剰電力量は約236万kWh)。
発電した電力を施設に供給することで、施設の年間電力需要量の約54.4%(自家消費量分)をまかなう。
また、年間想定発電量全体におけるCO2排出削減量としては年間約1481t-CO2となる見込み。
この事業では、需要家の再生可能エネルギー電気利用にあたり、太陽光発電システム導入に関わる初期投資が要らず、電力需要の変動や燃料問題に左右されない安定電源の確保につながる。
発電電力が施設の電力需要を上回る場合は、余剰電力を売電。余剰電力にかかる非化石価値は、テス・エンジニアリングが非化石価値取引市場等へ売却する。
■事業概要
設置場所:CREDO滋賀竜王
所在地:滋賀県蒲生郡竜王町大字小口1054
PPA事業者:テス・エンジニアリング
システム内容:オンサイトPPAモデルを活用した自家消費型太陽光発電システム、発電容量2985.4kW(Jinko Solar製590W×5060枚)、モジュール種別 単結晶
供給開始年月:2025年8月
供給期間:20年
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