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TSK/NEFABと資本業務提携、包装ソリューションで脱炭素化を加速

2025年10月23日/SCM・経営

富山県に本社を置く包装材メーカー・TSKは10月23日、スウェーデンのNEFABグループと資本業務提携を実施したと発表した。

<TSK 高木亮太 社長(左)とNEFAB APAC Fred Hapiak 執行役員>
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TSKは、主に産業用の包装材やマテハン機器の設計、製造、販売などを通じて、顧客の現場作業やロジスティクスの最適化を推進。日本とベトナム、メキシコで事業展開している。

NEFABは世界38か国に展開するグローバル企業で、包装材の設計・製造を主力に、データ通信や半導体、エネルギー、医療機器など様々な産業分野へ、先進的なサステナビリティソリューションを提供している。

両社の資本業務提携の背景には、近年の脱炭素化社会実現への課題がある。物流・配送領域においても、サプライチェーン全体のCO2排出量を可視化し、削減に削減に繋げる取り組みが求められており、グローバルサプライチェーンに対応したリスク管理体制や、安定的な製品供給体制の整備も急務となっている。

今回の資本業務提携を通じてTSKは、NEFABが独自に開発した環境分析ツールを活用することで、環境負荷削減と物流コスト削減を両立し、より持続可能な包装ソリューションの提供を加速する。

またNEFABが得意とする2mを超える大型包装のノウハウと、TSKが長年培ってきた緩衝材や真空成形トレイの技術を融合し、大型包装を含む幅広い製品・サービスを展開する。

さらにTSKでは2026年から順次、日本、ベトナム、メキシコを中心とした各拠点で生産・供給体制の強化を進め、グローバル市場における安定的な製品供給を実現するとしている。

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