日本自動車工業会(JAMA)が主催する、Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー、モビショー)のメディア向け公開が10月29日・30日、国際展示場(東京ビッグサイト)で開催、自動車や二輪車、モビリティに関係する企業などが400団体以上が出展した。
出展企業は乗用車メーカーのほかに、二輪車や商用車メーカー、車体や部品・機械器具、モビリティ関連だけでなく、自治体や大学・研究機関なども参加。メーカーによる新作およびコンセプトカーの展示や、各社が持ち寄った技術を公開した。
<「COBODI(コボディ)」を搭載したトラック「eキャンター」>

物流関連では、三菱ふそうが新コンセプト「COBODI(Connected Load Body):コボディ」を公開。革新的なスマートボディとデジタルソリューションを融合した新コンセプトで、ドライバーの負担軽減、作業時間の短縮、配送効率の向上、そして車両管理の生産性向上を目指す。
国土交通省(国交省)による「令和7年度自動物流道路の社会実装に向けた実証実験」における「ユースケース2 本線単路部:搬送機器の自動走行」の実施者に採用された都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS」を展示するCuebus(キューバス)も出展。
自動物流道路は、国交省が進める、高速道路の中央分離帯などをベースにし、新たに物流専用の道路を敷設するというもの。Cuebusは、電磁石を用いることで、電池に頼らない持続可能なインフラとして、実用化に向けた研究を進めている。2026年2月には実証実験も行われる予定だ。
同社の大久保勝広 社長は「日本独自の物づくりとして、長期間の使用に耐えうるインフラを作っていきたい」と、今後の展開について力強く意気込みを語っていた。
なおイベントは車の展示だけでなく、子供向けにキッザニア出張所やトミカのブースも設置。車好きであれば、年代を問わず楽しめる内容となっている。
一般公開は10月31日から11月9日まで。入場時間は日によって異なる。
■公式サイト
Japan Mobility Show2025 トップページ
行政処分/日本郵便の軽四輪停止処分、110営業所が追加で対象に


