日本ロジスティクスシステム協会は、2013年度物流システム機器の出荷統計を発表した。
総売上金額は3781億200万円(前期比11.2%増)、売上件数は12万5430件(75.3%増)と大幅に増加した。
2013年度は景気回復が進むとともに、円安が進展したことにより国内製造業の業績が好転し、設備投資が堅調に推移。消費税増税前に、設備投資が前倒しされる傾向もあったものと分析している。
加えて、電機メーカーの業績回復により、クリーンルーム向けの売上高が25.8%増と大きく伸張し、売上高はサブプライムショック前の2008年度以来の高い水準で推移した。
業種分類別では、電機・精密機器が伸長し27.5%を占めてトップ、輸送機器・部品と食品は下げたものの、卸・小売、倉庫・運輸が伸びた。
なお、2013年度から業種分類に通信販売を追加し、通販への売上高は111億4700万円だった。
海外向け売上金額は1108億8500万円(30.0%増)で、クリーンルーム向けが710億4600万円(23.9%増)と大幅増だが、クリーンルーム以外の売上金額も398億3900万円(42.3%増)と増加しており、海外向け全般が好調だった。
JILS/大きな転換期の中、物流システム機器の売上高過去最高水準