JFEエンジニアリングは10月27日、インド政府の鉄道省傘下である貨物専用鉄道公社から、デリー~ムンバイ間の貨物専用鉄道の橋梁建設工事を受注したと発表した。
首都デリーと商業都市ムンバイとの間に総延長1500kmの貨物鉄道を建設する。
インド大手の建設会社であるガモン社との共同企業体を構成し、鉄道全線計画のうちフェーズ1と呼ばれるレワリ・ヴァドダラ間(約950km)の2橋の鋼製橋梁の設計建設を実施する。
これらはそれぞれ、グジャラート州を流れるサバルマティ川とマヒ川を横断するもので、2018年秋に完成する予定。
日本・インド両政府は共同して「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」を実施することに合意しており、この工事はその構想の根幹となる事業として日本政府からの政府開発援助(ODA)資金を活用する。
なお、インドでは、貨物輸送量が年率約15%で伸びている一方、鉄道による貨物輸送能力の拡大が求められていた。