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YKK AP/2014年度はCO2原単位で、物流部門は3%削減

2015年07月24日/調査・統計

YKK APは7月24日、「社会・環境報告書2015」を発表した。

地球温暖化防止対策の推進 低炭素・循環型社会の実現として、国内・海外の「モノづくり」、「物流」でのCO2削減を推進し、低炭素社会実現への貢献を目指しているとしている。

「商品」による削減貢献では、断熱性の高い窓の提供・普及により、家庭やオフィス等での空調エネルギーを削減し、CO2削減に貢献する。

1990年当時の窓に比べて断熱性の高い窓を販売することによる使用時のCO2削減効果(削減貢献量)は、YKK APがサプライチェーン全体で排出するCO2排出量を90万トン上回った(2014年度)。

断熱性の高い窓を普及し、この差を拡大することにより事業全体として低炭素社会実現へ貢献するとしている。

<CO2排出量の推移(国内物流)>
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国内「物流」の取り組みでは、YKK APの物流部門の2014年度実績はCO2原単位(出荷重量当たりのCO2排出量)で99kg-CO2/tとなり、前年度に対して3%の削減となった。

引き続き、モーダルシフトの推進、生産場所の変更による輸送距離の削減、積載率の向上に取り組み、物流部門からのCO2排出量削減を推進するとしている。

また、窓やサッシなどの建材商品の輸送手段の多様化を積極的に推進しており、国土交通省ならびに鉄道貨物協会 エコレールマーク事務局が実施するエコレールマーク制度で、2014年度新たに「エコレール認定企業」を取得した。

2014年度は、500km以上の長距離輸送となる、九州製造所や、四国製造所などで生産された商品が保管される中国DC(広島県内の物流センター)から、首都圏に向けた物流をトラック輸送から鉄道貨物による輸送に切り替えた。

船舶による輸送への取り組みについては、埼玉窓工場が「2013年度 エコシップ・モーダルシフト 優良事業者」を受賞したのに引き続き、継続的に推進している。2014年度は富山県の各製造拠点、物流拠点から北海道に向けた物流をトラック輸送から切り替えた。

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