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フクダ・アンド・パートナーズ/福田 哲也社長:トップインタビュー

2016年11月22日/物流最前線

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冷凍・冷蔵倉庫開発に注力、海外展開も拡大中

―― 今後の会社の成長の基本方針は。
福田 創業以来、規模の拡大を第一目標に掲げたことはありません。いつも第一目標は、「サービス品質の向上」です。これは、一人でも多くのお客様に品質の良い物流施設作りを提供し、お客様にはコア事業へ専念して頂き、お客様の事業価値向上に建設と不動産の専門性を提供することで役立ちたいと思っています。お客様のニーズに高品質な成果で応えることができれば、自然と売上高も増加しています。利益目標については、目標数値を定めていますが、雇用の確保とサービス提供の継続のために必要ですよね。

―― 開発物件の今後の方向性は。
福田 東日本大震災で食品会社の倉庫の復旧に関わったことなどから、そのインフラとしての重要性を強く認識しています。これまでと同様、食品関連の専門性を武器に社会のインフラ作りに努めていきたいですね。

―― 食品関係だと冷凍・冷蔵関係も今後注目されています。
福田 そうですね。すでに私どもでは、冷凍・冷蔵関係の倉庫の開発は数多く関わっており、今後、益々ニーズが増えると思っています。冷凍・冷蔵食品の進歩は急速ですし、味も本当に良くなりました。これまでは、冷凍・冷蔵倉庫というと1棟まるごと一企業が開発していましたが、これをマルチテナント型で必要な広さだけ借りるような形もでてくるものと思います。これはニーズが結構あると思っています。鮮度管理など厳しい面がありますが、当社では高品質でお客様のニーズに合った施設を開発していく自信があります。今後、注力していきたいですね。

―― 国内拠点と海外拠点については。
福田 国内では、本社を除き現在のところ仙台、名古屋、大阪、福岡に拠点を構えています。お客様のニーズにより近い位置で応えることからも、今後5年をめどに各拠点のさらなる拡充を図る予定です。海外では、ミャンマーに現地法人を構え、注力しています。ここでは現在5つのプロジェクトが進行中です。今後のターゲットは東南アジアですが、こちらもお客様から仕事の依頼が多く来ており、各国のローカルパートナーと体制作りに取り組んでいます。インドネシア、ベトナム、フィリピンではパートナーも見つかり、更なる実績作りをしていきたいと思います。

―― 企業理念として、「建設・不動産のコ・ソーシングサービスを通じてお客様の社会を豊かにします」を挙げています。
福田 コ・ソーシングサービスとは、単なるアウトソーシングではなく、お客様と当社で相互に経営資源やビジネスプロセスを共有し、活用しあうことで、効率的にお客様の事業のバリューアップやコア事業への特化、業務の効率化、適正判断に貢献することです。お客様から真に愛されるパートナーになるためには、コ・ソーシングという業務形態を活用してお客様に役立つ成果を上げていきたいです。

<日本一 F&Pが設計・監理を行った日本一ロジスティクス>
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