商船三井と東邦ガスは11月8日、名古屋港において、LNG燃料タグボート「いしん」へLNGを燃料として供給(LNGバンカリング」)する実証実験を実施した。
<LNG燃料補給の様子>
<左から東邦ガスの丹羽慎治副社長、商船三井の橋本剛副社長>
名古屋港でのLNGバンカリングは、今回が初めてであり、同港で安全にLNGの供給が可能であることが確認された。
燃料となるLNGは愛知県知多市の東邦ガス知多緑浜工場から、LNGタンクローリーを用いて輸送され、名古屋港ガーデン埠頭岸壁に停泊中の「いしん」に対してTruck to Ship方式で供給された。Truck to Ship方式とはLNGタンクローリーから係留中のLNG燃料船に対してLNG燃料を供給する方式。
なお、実証実験にあたっては、東邦ガスのLNG陸上輸送を担うニヤクコーポレーション、海事コンサルティングを行うMOLマリン、「いしん」の運航を担う日本栄船の協力を得た。