環境省は12月5日、東京都府中市の住宅に届いた荷物から発見されたアリ2匹について、特定外来生物のヒアリであると確認したと発表した。
<中国からの輸入品に入っていたヒアリの死骸>

ヒアリが発見された荷物は、中国で製造・梱包され、輸入販売業者が販売したもの。
11月20日、購入した製品の梱包を東京都府中市の住宅内で解いた購入者が、製品に付着したアリの死骸を発見。専門家による同定の結果、11月30日にヒアリであることが確認された。
発見されたヒアリは、死後一定時間が経過していた様子。環境省は、製品を配送した輸入販売業者に対して、ヒアリの混入があったことを通知し、また、今後同様のルートで製品を輸入する際に、ヒアリその他の特定外来生物の付着・混入がないよう対策を検討することなどを依頼している。
2017年6月の国内初確認以降、現在までのヒアリ確認事例は15都道府県、計48事例目。
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