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フェデックス/新型コロナワクチンを米国全域に向け第一便

2020年12月17日/3PL・物流企業

フェデックスコーポレーションは12月17日、傘下のフェデックス エクスプレス(フェデックス)が、新型コロナウイルスワクチン第1便の出荷に着手したと発表した。

米国食品医薬品局(FDA)による、ファイザー社と BioNTech 社が開発した、新型コロナウイルスワクチンの緊急使用に対する承認を受け、フェデックスはこのワクチンの輸送を開始する。

輸送には、配送状況をモニタリングするフェデックス・プライオリティ・アラートを付帯した、FedEx First Overnightサービスを使用する。新型コロナウイルスワクチンの第1便は、ファイザー社、その他のヘルスケア企業、連邦および州関係者との長期にわたる準備かつ綿密な計画策定を経て、アメリカの予防接種センターに配送される。ワクチンの配送は、主な貨物配送業者間で配分されている。フェデックスはヘルスケア産業の顧客と緊密に連携し、追加ワクチンやワクチン関連重要物資の出荷準備も行っている。

フェデックスのネットワークは、温度管理ソリューション、リアルタイムに近い情報を受け取ることができる輸送モニタリング能力、専門のヘルスケアチームを有し、ワクチンやバイオサイエンス関連貨物の迅速な輸送を支援することが可能であり、新型コロナウイルスワクチンの国際輸送に最適としている。

フェデックス コーポレーションのラジャッシュ・スーブラマニアン社長兼COO(最高執行責任者)は、「ワクチンの輸送は、当社の歴史上最も重要な仕事の一つと言える。パンデミック終息の支援を担うことができ、光栄に思う。この非常に重要な新型コロナウイルスワクチンの安全な輸送を実現するために、ホリデーシーズンという繁忙期において、求められている以上の働きを継続している、献身的なチームメンバーを心から誇りに思い、これがまさにフェデックスの在り方だと思う」と述べている。

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