デカルト・データマインは6月21日、日本発米国向け(往航)の5月分と、米国発日本向け(復航)の4月分に関する海上コンテナ輸送量(TEU)実績データを発表した。
それによると、往航の5月分は5万5344TEU(前年比64.2%増)となった。
このうち、日本での荷受後に第三国へトランシップされたものは1万6715TEUで、TS率は30.2%、その大半が韓国向け(1万1240TEU)となっている。
品目では、コロナ禍で昨年大きく落ちこんだ反動で自動車関連が1万749TEU(180.4%増)と大きく伸長。米国での新車販売が好調で、3月以降3か月連続で前年を上回った。
アジア域内からの差込貨物を含む日本発母船直航ベースは4万497TEU(83.3%増)。アジア域内からの差込量は1868TEUと4月の5230TEUから減少している。
港別内訳では、東京港が1万7435TEU(43.1%増)、名古屋港が1万1434TEU(141.9%増)、神戸港が9374TEU(118.9%増)の順に取扱量が多く、以下は清水港、横浜港、大阪港の順となった。
一方、復航の4月分は6万6045TEU(3.5%増)となった。
日本向け母船直航分は5万5908TEU(1.0%減)。日本向け品目順位の1位は牧草等で1万5180TEU(7.3%増)、2位は肉類で5964TEU(20.2%減)、全体に占めるシェアも牧草等が23%、肉類が9%でそれぞれ1位、2位となっている。
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