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ESR/九州初進出、総額125億円で「ESR福岡⽢⽊DC」開発

2021年07月19日/物流施設

ESRは7月19日、福岡県朝倉市に同社の九州地方初進出となる「ESR福岡⽢⽊ディストリビューションセンター(福岡⽢⽊DC)を開発すると発表した。

<「ESR福岡⽢⽊DC」完成イメージ>
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「福岡⽢⽊DC」は敷地⾯積4万m2、延床⾯積7万m2の3階建てマルチテナント型物流施設で、11⽉の着⼯、2022年12⽉の竣⼯を予定している。総投資額は125億円。

⼤分⾃動⾞道「⽢⽊IC」から1.7km、同道や九州⾃動⾞道など九州の東⻄南北を結ぶ交通結節点である「⿃栖JCT」から14kmに位置しており、九州全域への配送に対応可能。

JR博多駅、福岡空港、博多港まで⾞で40分圏内と、陸・空・海の輸送インフラも整っており、⾷品配送、輸出⼊貨物、在庫拠点やECまで幅広いニーズに対応する。

<周辺図>
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<広域図>
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「福岡⽢⽊DC」では、テナント従業員による⾃家⽤⾞での通勤を想定し、隣接地を駐⾞場⽤地として取得し、敷地内と合わせて300台以上の駐⾞場を⽤意。鉄道駅間を結ぶ路線バスのバス停から徒歩3分と、公共交通機関を利⽤した通勤も可能となっている。

建物は3階建ての耐震構造で、スロープで配送車が2階までアクセスでき、最⼩4950m2の区画から最⼤8テナントに分割賃貸が可能。1階は建物両⾯に、2階は中央⾞路を挟んで両側にトラックバースを配置しており、⼤型⾞88台、4tトラック128台が接⾞できるほか、敷地内には⼤型⾞の待機スペースを⼗分に確保する。

倉庫は、2・3階をメゾネット仕様とし、基本スペックは床荷重が1.5トン/m2、梁下有効⾼は1階が6.5m、2・3階は5.5m、柱ピッチは間⼝11m×奥⾏10.2mと、物流運営の効率性と汎⽤性を重視した設計とする。

環境面では、全館LED照明や環境配慮型照明システム、サンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調、節⽔型衛⽣器具の採⽤など、環境負荷低減に配慮した建築計画によりCASBEEのAランク評価を取得予定。

BCP対策については、⾮常⽤⾃家発電機を完備し、停電時でも⼀定時間、防災センター、荷物⽤エレベーター、電動シャッター、トイレ等の⼀部使⽤を可能にする。

また、施設運営・管理のスペシャリストであるESR社内のプロパティマネジメントチームによって、テナント企業と従業員に安⼼・安全な施設環境を提供する。

そのほか、ESRの基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(⼈を中⼼に考えたデザイン)」に基づき、施設利⽤者のための休憩室を整備するなど、快適に過ごせる工夫を施す。

ESRのスチュアート・ギブソン代表取締役は、「福岡は東・名・阪の3⼤都市圏に次ぐ経済圏で、アジア各国への⽞関⼝であり、若年層の⼈⼝増加率が⾼く、国家戦略特区としてイノベーションの創出や起業が盛んな点など以前からユニークな都市として関⼼があった。『福岡⽢⽊DC』は最新スペックの物流施設を計画しており、ESRのネットワーク拡⼤のみならず、多種多様な企業のビジネス拡⼤や物流効率化をサポートでき、地域経済の活性化にも寄与できる施設になると確信している」とコメントしている。

■ESR福岡⽢⽊ディストリビューションセンター 概要
建設地:福岡県朝倉市⼀⽊59-4
敷地⾯積:4万m2
延床⾯積:7万m2
構造:地上3階建 S造 耐震構造
⽤途地域:準⼯業地域
着⼯:2021年11⽉1⽇(予定)
竣⼯:2022年12⽉31⽇(予定)
アクセス:【⾞】 ⼤分⾃動⾞道「⽢⽊IC」1.7km/⼤分⾃動⾞道・九州⾃動⾞道・⻑崎⾃動⾞道「⿃栖JCT」14km
【電⾞】 ⽢⽊鉄道・⻄⽇本鉄道「⽢⽊駅」2.3km
【バス】 ⽢⽊観光バス「⾦川道」停留所下⾞徒歩3分
【その他】久留⽶市へ21km/JR「博多駅」へ42km/福岡空港へ38km/博多港へ43km

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