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川崎重工/日本初のLPG焚きLPG運搬船の船名決定

2021年07月29日/IT・機器

川崎重工業は7月28日、KUMIAI NAVIGATION向けに建造中のLPG(液化石油ガス)燃料推進LPG運搬船「CRYSTAL ASTERIA」の命名式を坂出工場で行ったと発表した。

<川崎重工坂出工場での命名式>
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命名式では、アストモスエネルギーの矢木代表取締役副社長により「CRYSTAL ASTERIA」
と命名された。

同船は、LPG と低硫黄燃料油を燃料とすることができる日本初のLPG二元燃料LPG運搬船で、2021年内の引き渡しを予定している。

主機関は、川崎重工製の舶用電子制御式液化石油ガスインジェクションディーゼル機関(ME-LGIPエンジン)「川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP」を採用。LPGを燃料とすることで、重油使用時に比べて排気ガス中のCO2やSOx(硫黄酸化物)などの排出量を削減でき、SOx規制と2022年降の建造契約船に要求される「EEDI」フェーズ3にも適応する。

同船には、川崎重工グループがLPG運搬船や液化天然ガス(LNG)運搬船、LNG燃料推進船の建造で培った知見が活用されている。

■「CRYSTAL ASTERIA」概要
全長:229.90m
幅:37.20m
深さ:21.90m
LPG貨物タンク容量:8万4229m3
主機関:川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP

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