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三菱ふそう/欧州のトラマガル工場でカーボンニュートラル達成

2023年05月25日/IT・機器

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は5月25日、三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(MFTE)のトラマガル工場が2022年末にカーボンニュートラル化を達成したと発表した。

<三菱ふそうトラック・ヨーロッパのトラマガル工場1>
20230525mftbc1 520x340 - 三菱ふそう/欧州のトラマガル工場でカーボンニュートラル達成

<三菱ふそうトラック・ヨーロッパのトラマガル工場2>
20230525mftbc2 520x345 - 三菱ふそう/欧州のトラマガル工場でカーボンニュートラル達成

また、同工場は2040年までにクライメート・ポジティブ(CO2の排出量よりも吸収量が多い状態)な操業への移行を目指すとしている。

トラマガル工場のカーボンニュートラル化達成は、再生可能エネルギー由来の電力の契約、1200枚以上の太陽光発電パネルの設置、設備のエネルギー効率のモニタリング、塗装工程の見直し、工場敷地内の社用車の電気小型トラック「eCanter」への変更など、多くの取り組みによる成果。将来的には、太陽光発電パネルをさらに増設するとともに、天然ガスの使用量を段階的に削減し、工場内で製造するグリーン水素に置き換えることも計画している。

この取り組みは、ダイムラートラックグループがカーボンニュートラルな製造プロセスの確立を目指すグローバルな活動の一環。MFTBC の川崎製作所も、車両生産による環境負荷の低減に向け、太陽光発電パネルの設置や再生可能エネルギーの利用などを行っている。

MFTEは、40年以上にわたって FUSOのトラックを生産してきた。現在、欧州市場向けの小型トラック「キャンター」と電気小型トラック「eCanter」を製造している。また、欧州市場向けの電気小型トラック「eCanter」新型モデルの量産を開始し、今後30か国以上に向けて出荷する。

MFTEの生産活動は、2039年までに欧州、日本、北米の主要3市場ですべての新型車両をTank-to-Wheel でカーボンニュートラル化するというダイムラートラックグループの目標にも大きく貢献している。

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