イオンモール カンボジア ロジプラスは6月26日、新たに取り組む物流事業の拠点となる「イオンモールカンボジア シハヌークビルFTZロジスティクスセンター」の第1期倉庫を開設したと発表した。
<イオンモールカンボジア シハヌークビルFTZロジスティクスセンターの鳥観図>
同国では、国内在庫を保有するために現地法人を設立する必要があるが、このセンターを利用することで現地法人設立をすることなく在庫を保有することができる。そのため、国際輸送におけるリードタイムの不確実性を回避し、安定的な商品供給が可能になる。またメコン地域の中心という地理的特性を活かし、域内の在庫を集約したロジスティクスハブ拠点としての活用も可能となる。
また、同センターは通関および倉庫業務すべて自社にて運営。自社運営することでシームレスな対応を実現しリードタイムを短縮、さらに、問題発生時の対応も迅速化する。また無線通信によるハンディターミナルを使用し、顧客はリアルタイムな在庫状況を海外のどこからでもモニターすることが可能。
同国最大貨物取引量を有するシハヌークビル港に隣接する経済特区に位置。なかでも増築中のコンテナターミナル(第1期2025年完成予定)への好アクセスが望める区画に位置している。また同港は、国内唯一の「深海港」であり、同国経済発展に伴う貨物量の増加に加え、東南アジアエリアの新たなハブ拠点への成長を期待されている。
■概要
所在地:カンボジア王国シハヌーク州
シハヌークビル港経済特区内
敷地面積: 約3万m2
建築面積: 約1万9400m2
構造:鉄骨造
床荷重:3t
梁下有効高:約8700㎜~1万1700㎜
搬送設備:ドッグレベラー4機
アクセ ス:高速道路入口まで約14㎞
開設:第1期倉庫 2023年6月26日
竣工予定日:第2期倉庫(スケルトン拡張型)
2023年7月15日