国土交通省は7月19日、ベトナム・ホーチミン交通大学の学生を対象とする「物流集中講義」を7月3~14日にかけて実施したと発表した。
この取り組みは、ASEANでの物流マネジメント人材の育成を支援するため、日ASEAN交通連携の枠組でSGH財団の協力のもと実施されたもの。2015年から毎年実施しており、今年は4年ぶりの現地開催となった。
今回の講義では、将来の物流を担う学生約200人が、物流現場の改善に向けた実践的な内容や、コールドチェーン物流の国際標準化などを受講したほか、次世代型大規模物流センターの見学等を通じて最新の物流を体験した。
国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な人材の育成・確保が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していくとしている。
■実施概要
参加者:ベトナム/ホーチミン交通大学の学生等 約200人
実施期間:7月3日~14日(10日間)
実施場所:ホーチミン交通大学
講義内容:物流概論、物流オペレーション、コールドチェーン物流サービスの国際標準化、次世代型大規模物流センターのバーチャルツアー、物流倉庫見学等