LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





アイリスオーヤマ/富士裾野工場で倉庫建設、24年6月稼働

2023年07月20日/生産

アイリスオーヤマは7月20日、静岡県裾野市で整備を進めていた飲料水生産の「富士裾野工場」を本格稼働させたと発表した。

<富士裾野工場。隣接地では物流倉庫を建設中>
20230720iris 520x293 - アイリスオーヤマ/富士裾野工場で倉庫建設、24年6月稼働

<全自動化された生産工程>
20230720iris1 520x293 - アイリスオーヤマ/富士裾野工場で倉庫建設、24年6月稼働

20230720iris2 520x293 - アイリスオーヤマ/富士裾野工場で倉庫建設、24年6月稼働

同工場は、今年1月に取得した国内2か所目となる飲料水の生産拠点で、1ラインあたりの生産能力は富士小山工場の約2倍。今年中には天然水の生産ラインを追加し、同社全体での飲料水の生産能力を約1.6倍とする計画だ。同工場では全工程を自動化し、省人化を図っているほか、太陽光パネルを設置し、使用電力の一部を自家発電を予定している。

また、工場隣接地では延床面積約5万m2の平屋建て物流倉庫を建設しており、2024年6月の稼働開始を予定している。新倉庫の収容能力は約8万パレットを計画している。

同社は、本日付で裾野市と包括連携協定を締結しており、首都直下地震や南海トラフ地震などの大規模災害が発生した際は、同工場から飲料水をはじめとする必要物資を供給する。新倉庫が稼働することで、飲料水のさらなる安定供給を実現し、災害時に迅速かつ円滑に物資を供給できる体制を構築する。

■富士裾野工場の概要
所在地:静岡県裾野市須山2810-4他
総投資額:300億円
敷地面積:6万759m2
【生産工場】
建物総面積:2万981m2
生産能力:天然水1500ケース、炭酸水1300ケース(1時間あたり)
生産品目:天然水、炭酸水(ともに500ml)

【物流倉庫】
建物総面積:約5万m2
収容能力:約8万パレット
稼働予定日:2024年6月(予定)

関連記事

生産に関する最新ニュース

最新ニュース