日本貨物鉄道(JR貨物)が8月9日に発表した2024年3月期第1四半期決算短信によると、売上高453億1700万円(前年同期比0.6%増)、営業損失4億5800万円(前年同期は1億200万円の利益)、経常利益6億5000万円(前年同期は3300万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億4600万円(117.8%増)となった。
鉄道ロジスティクス事業の売上高は404億円(0.5%増)、営業損失は32億円(前年同期は26億円の損失)だった。
コンテナは、半導体不足の解消が進み生産が回復傾向にある自動車部品、北海道と九州地区で玉ねぎの収穫が順調だった農産品・青果物が前年を上回った一方で、需要の低迷により生産減が続いた化学薬品と化学工業品、清涼飲料水を中心に消費が低調に推移した食料工業品、生産減となった紙・パルプなどは前年を下回り、全体では前年同期比1.8%減少した。
車扱は、石油が行動制限の緩和によりガソリン・軽油等を中心に需要が増えたことのほか、セメント・石灰石も前年を上回り、前年同期比10.6%増加した。
コンテナ・車扱の輸送量合計では前年同期比1.5%増加した。
通期の業績予想は、売上高1975億円(5.2%増)、営業利益32億円、経常利益36億円、親会社株主に帰属する当期純利益12億円を見込んでいる。
SBSHD 決算/1~6月の売上高0.4%減、営業利益23.1%減