LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





Hacobu/遅延や荷待ち時間削減、LIXIL物流の事例紹介

2024年01月18日/IT・機器

Hacobuは1月18日、LIXIL物流の物流センター(兵庫県加東市)が、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を導入することで、データによる改善指標の設定と、データがあることによる改善意識の醸成により、現場の改善体制の構築に成功した事例を公開した。

バース管理をMOVOで行うことで、データが蓄積できるようになり、様々な分析により改善の糸口を掴むことに成功。

待機時間・荷役時間などの情報が即座に可視化でき、積極的に車両の滞在時間の削減に着手できるようになった。導入前は平均2時間4分だった滞在時間が、まず待機時間を削減することで、平均2時間以内を達成できた。さらには、政府からの「物流革新に向けた政策パッケージ」に掲げられている「1時間以内」の目標を目指せるようになった。

定量的な日々の状況を運送会社とも共有することで、改善の切り口を議論できるようになり、「一緒に改善していこう」という一体感が醸成された。若手社員も積極的に関与するようになり、社員・運送会社・庫内請負業者の「チーム社(やしろ)」による改善活動が進められるようになった。

なお、導入前までは、物流の「2024年問題」を目前にし、車両の待機時間・荷役時間を可視化すべきと考えていた。しかし、バース管理は、センターに常駐する運送会社の配車担当者がホワイトボードで行っていたため情報は残らず、遅延や荷待ちなどの情報は倉庫担当者の頭の中にしか残っていない状態のため、何をどのように改善すべきかの指標を立てることすら困難な状況だった。

遅刻の削減や作業時間削減に取り組むための指標となるデータを蓄積するため、バース管理のデジタル化を推進したもの。

■事例紹介
https://hacobu.jp/case-study/8356/

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース