LIXILは11月25日、メルカリと共同で、フリマアプリ「メルカリ」で出品した商品の投函と発送ができる無人宅配ボックス「メルカリポスト」を開発し、提供を開始すると発表した。
<メルカリポスト>
「メルカリポスト」は、ボックス本体下部の段差をなくし使いやすくするなど、メルカリユーザーのUX(ユーザー体験)を踏まえた仕様を実現した。
ボックスには、通信機能が搭載されており、クラウド経由で発送伝票などを出すことが可能。同時に通信を始めとするセキュリティーも確保した。本体は、LIXILがキッチン製造などで培った板金加工技術を生かして開発されており、堅牢性も備える。
メルカリポストは、全国のメルカリステーションやNTTドコモのショップ、コンビニを含む商業施設、決済サービス「メルペイ」の加盟店を中心に展開。運営はメルカリの子会社のメルロジが行う。
LIXILでは、人材不足など宅配便サービスの問題を社会課題と捉えており、メルカリと課題を共通認識する中で、これまで培ってきたIoT技術を活用し、メルカリの出品者が商品を簡単に発送しやすくするために「メルカリポスト」の開発と展開をすることにしたという。
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