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日本郵船/KEYSが西日本地域で初のLNGバンカリングを実施

2024年04月12日/3PL・物流企業

九州電力、日本郵船、伊藤忠エネクス、西部ガスが設立した合弁会社KEYS Bunkering West Japan(以下、KEYS)は4月12日、同社が保有・運航するLNGバンカリング船「KEYS Azalea 」(キーズ アザレア)が、LNGバンカリングを同月10日に行ったと発表した。

KEYSは2022年2月に設立、本店を福岡県北九州市に置く。この日は広島港に入港中の日本郵船が運行する自動車専用船「Daisy Leader(デイジー リーダー)向けに、西日本地域では初めてShip to Ship(LNGバンカリング船と燃料供給を受ける船をホースで繋いで直接燃料を供給する)方式で実施した。

<Daisy Leaderに横付けする様子>
0412nihonyusen1 - 日本郵船/KEYSが西日本地域で初のLNGバンカリングを実施

<無事にバンカリングを終え離舷中の様子>
0412nihonyusen2 - 日本郵船/KEYSが西日本地域で初のLNGバンカリングを実施

今回、供給したLNG燃料は九電グループの北九州エル・エヌ・ジーの戸畑LNG基地から出荷された。LNGは従来の船舶燃料である重油と比べて、硫黄酸化物(SOx)は約100%、窒素酸化物(NOx)は約80%、二酸化炭素(CO2)は約30%の排出削減が見込まれている。

同船は主な発電設備にLNGと重油の両方を燃料として使用できるデュアルフューエルエンジンを搭載している。LNGを主燃料とし、運転時に排出されるSOx、NOx、CO2を削減する優れた環境性能を備えている。

KEYSは今後も西日本地域で安全かつ安定的にLNGバンカリングを行い、カーボンニュートラル社会の形成と日本のLNGバンカリング事業の発展に貢献するとしている。

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