YEデジタルは5月27日、アビームコンサルティングと共同開発している物流倉庫向け意思決定支援ダッシュボード「Analyst-DWC」のサービス提供を開始した。
このサービスは、安定した倉庫運営に向け、誰でもベテラン管理者と同じような判断がスピーディーにできるように支援することが狙い。
<Analyst-DWC>
物流倉庫では、人手不足が進む中、日々変動する荷量変化に柔軟に対応し、計画通りに荷揃え・積込しなければならず、荷量増加に向け作業効率化を進める必要もある。
そこでWMS(倉庫管理システム)やWES(倉庫実行システム)など、倉庫業務に関連する様々なシステムと連携しデータを統合分析することで、作業遅れの早期発見やデータに基づく改善につなげる。
搭載された意思決定シナリオは6つある。(1)作業員の配置計画、(2)作業員の生産性評価・教育計画、(3)作業順・作業開始タイミングの判断、(4)作業遅延・滞留の検出と対策、(5)在庫の適正配置と移動計画、(6)設備導入の計画。
例えば、庫内業務標準化ロジックを活用し、顧客の過去データに基づく当日の出荷量を推定。クラウド上のデータ蓄積・活用基盤のダッシュボードから、作業進捗や予測をリアルタイムに見える化し、作業遅れを早期発見する。用意された意思決定シナリオにそって画面を開き、適切な作業員配置見直しを行うことで、出荷遅れを防止する。
サブスクによるサービス提供のため、導入費用などの初期費用も抑えられるという。
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