商船三井は12月25日、フィリピンのMagsaysay Maritime Corporationと共同運営する自営商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy」(MMMA)が、国土交通省の「機関承認制度」の特定船員教育機関として認定されたと発表した。
<左はMMMAA実習棟のShip in Campus、右はMMMAの学生>
海外の船員養成機関を卒業した人が船員として日本籍船に乗るには、国交省が行う承認試験等に合格する必要がある。
MMMAが承認校となったことで、この航海科・機関科で所定のカリキュラムを修了・卒業し、フィリピンの海技免状を取得した船員は、日本の承認試験等が免除され、日本籍船の船舶職員(船長・航海士または機関長・機関士)として乗れるようになる。
なお、MMMAは4年生の商船大学で全寮制。1学年あたり航海科、機関科それぞれ約150人。
商船三井グループは、今後も大学教育を通じたフィリピン人船員の育成に尽力したいとしている。
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