ANAは1月9日、日本の航空会社として初となるIATAが策定したリチウム電池輸送における国際品質認証 CEIV Lithium Batteries 認証を12月24日に取得したと発表した。
CEIV Lithium Batteries 認証プログラムは、IATAが定める各種規程に準拠した国際統一基準で、リチウム電池の航空輸送において、より高い安全性と輸送品質の確保を目的とする認証プログラム。
電気自動車やハイブリット自動車の普及により、アジア市場を中心にリチウム電池の輸送需要が急速に増加することが予想される。リチウム電池は様々な産業で活用され、私たちの生活を便利にする一方で、発火の恐れなどを伴い、高度な安全管理体制のもと適切に取り扱う必要がある。
ANA は国際航空貨物拠点である成田空港を中心とした路線ネットワークにおける、リチウム電池輸送に関わる人員、訓練体制、設備、安全品質管理、ハンドリングをはじめとする社内体制がIATAに認められ、日本の航空会社として初めてIATA CEIV Lithium Batteries 認証を取得したもの。同認証に基づきリチウム電池輸送の安全性と輸送品質の更なる強化を図っていくとしている。
なお、これまでANAでは、IATAが策定した医薬品輸送における国際品質認証CEIV Pharma 認証、生鮮食品輸送における国際品質認証CEIV Fresh 認証を取得している。ANAは今後も、輸送サービスの拡充と品質の向上を進めていくとしている。
西鉄/危険物の航空輸送品質認証へ 成田空港のコミュニティ参画