川西倉庫が2月12日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高193億8400万円(前年同期比1.8%増)、営業利益8億7500万円(18.4%減)、経常利益9億4600万円(15.6%減)、親会社に帰属する当期利益5億8200万円(13.6%減)となった。
セグメント別では、国内物流事業の売上高は158億500万円(1.7%増)となり、営業利益は14億2000万円(1.0%減)となった。
国内物流事業は、港湾運送業務において前期に好調だった反動もあり取扱いが減少し、倉庫業務においても入出庫高が前年同期に比べ減少したほか、保管高、保管残高も減少した。
しかし、保管単価の上昇等により倉庫業務全体では売上高は前年同期を上回った。運送業務についても取扱いが堅調に推移したことにより国内物流事業全体でも売上高は増加したものの、営業利益については港湾運送業務の減少や人件費の増加等により前年同期を下回った。
国際物流事業の売上高は、33億円(2.3%増)、営業利益は1億1400万円(55.5%減)となった。
国際物流事業は、2022年に設立したアメリカの子会社が当連結会計年度より本格稼働したほか、同社の国際運送取扱業務が堅調に推移したことにより売上高は前年同期を上回った。営業利益については他の海外子会社の業績が低調に推移したこともあり、前年同期を下回った。
通期は、売上高260億円(4.0%増)、営業利益12億円(3.5%増)、経常利益12億8000万円(3.8%増)、親会社に帰属する当期利益8億円(0.4%増)を見込んでいる。
岡山県貨物運送 決算/4~12月の売上高1.6%増、営業利益20.5%増