日本GLPは7月24日、大阪府八尾市で先進的物流施設「GLP八尾III」を開発すると発表した。来年7月に着工し、2027年11月の竣工を予定している。
施設は、地上4階建て、延床面積約1万3200m2のボックス型で、シングルテナントを想定。一社専用となるため、高いセキュリティを備える。
庫内は有効天井高5.5m、床荷重1.5t/m2とし、荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置する計画だ。
立地は、近畿自動車道「八尾IC」、阪神高速13号東大阪線、近畿自動車道「東大阪JCT」といった幹線道路に近接している。
大阪市中心部や大阪港へ約20分程度でアクセスでき、都心配送から国際物流まで、多様なニーズに対応できる内陸エリアに位置する。
通勤面でも、JR関西本線(大和路線)「久宝寺駅」から約0.6km(徒歩約8分)とアクセスしやすい。周辺には住宅地が広がり、5km圏の労働人口は約47万人と、雇用確保が期待される。
周辺地域には日雑品や自動車部品関連の工場、3PLを含む物流企業が集積しており、先進的物流施設へのニーズは今後さらに高まると見られている。
なお、日本GLPは大阪府内で25棟の物流施設を開発・運営している。八尾市では既に「GLP八尾I」と「GLP八尾II」が稼働しており、これが3棟目になる。
■施設概要
施設名:GLP八尾III
所在地:大阪府八尾市神武町1-68
敷地面積:約6200m2
延床面積:約1万3200m2
構造:地上4階建て、耐震構造
着工:2026年7月(予定)
竣工:2027年11月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)
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