タカセが5月14日に発表した2014年3月期決算は、売上高90億5100万円(前期比2.1%増)、営業利益1000万円(95.3%減)、経常利益1800万円(91.2%減)、当期損失3100万円(前期は1億1500万円の損失)だった。
国内物流業務にかかる主要顧客との業務取扱が縮小し、業務委託料の大幅な見直しをおこなったことによる収受料金の低下があったものの、航空輸入等の輸入関連業務取扱増加や利用運送分野での貨物取扱増加で増収となった。
利益面は、新規取込業務の立上げや物流拠点の移動に想定以上のコストが発生し、上半期の業況を下半期で挽回するまでには至らなかった。
利用運送業務における運賃仕入れコストの増大や国内物流事業の営業収益減少にともなう労務コストの削減が思うように図れず大幅な減益となった。
来期は、売上高95億円(5.0%増)、営業利益2億3100万円、経常利益2億4000万円、当期利益1億4500万円を見込んでいる。
タカセ 決算/4~6月の売上高は0.1%増、営業利益は59.7%減