国土交通省は1月16日、総合効率化計画2件を認定した。
2件の計画は、鉄道(吹田~金沢間)を利用したモーダルシフト、船舶を利用したモーダルシフト(名古屋港~仙台港)となっている。
いずれもトラックドライバーの運転時間削減等の省力化がなされ、二酸化炭素排出量が削減されることから総合効率化計画として認定した。
アサヒビール、キリンビールの北陸エリアへの飲料輸送について、トラック輸送から、鉄道貨物の利用率が低い下り路線の輸送力を活用した共同モーダルシフトを実施する。
効果は、CO2排出削減量は、2,700t-CO2/年(56%削減)で、ドライバー運転時間省力化20,000時間/年(35%削減)。
百年住宅とセンコーは、船舶を利用したモーダルシフト(名古屋港~仙台港)を行う。
愛知県小牧市から宮城県石巻市へのトラックによる住宅部材の輸送について、RORO船による海上輸送に転換する。
効果は、CO2排出削減量88t-CO2/年(28%削減)、ドライバー運転時間省力化4,070時間/年(84%削減)。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)