鴻池運輸は9月10日、大阪木津市場が運営する大阪木津卸売市場内に、世和食の高級食材の加工場を建設すると発表した。
加工場は、KONOIKE グループが取り組む「和食材輸出ビジネスのプラットフォーム構築構想」の具現化として建設するもので、投資額は約6億円。9月に着工、来年3月の竣工、4月の操業開始を予定している。
同社は様々な食材の加工工程(切る・煮る・焼く・蒸すなど)と新たな高度急速冷凍加工を組み合わせた高級和食食材の輸出ビジネスの事業化を構想し、プラットフォーム拠点となる加工場を木津市場内に建設する。
加工場は幅広い調理方法を実装し、多品種の加工食品製造を実現。顧客のきめ細やかな要望にワンストップで応える「多機能型OEM食品加工場」。製造した加工食品は、主に海外のコンセプトレストランや飲食店などへの輸出を行う予定。
さらに今後数年以内に、世界基準の衛生管理システム「HACCP」の認証取得も計画しており、さらなる安心・安全な食品加工場を目指す。
なお、大阪木津市場は、日本でも有数の歴史ある「老舗市場」であり、大阪市中心部という消費地に近い好立地の市場。また、大阪港エリア、関西空港へのアクセスもよく、輸出物流にも適している。
■概要
名称:新設する加工場(名称未定)
延床面積:1000m2
構造:2階建て(各階500m2)
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